毛蟹

毛蟹について

こちらでは、ケガニについて知っておきたい情報をお伝えします。

 

毛蟹の基本情報

エビ目クリガニ科ケガニ属。
別名はオオクリガニで、オスは生後4年ほどで甲長が7センチから9センチに成長します。

 

ケガニの特徴

全身に薄茶色の堅い毛が生えているため、毛がにと呼ばれます。
国内の海域では北海道の各地から太平洋側は常磐沖、そして日本海側は鳥取沖までに分布していて、主な産地としては北海道のオホーツク海と太平洋です。

 

その多くは籠を使った漁で漁獲されます。
海底にえさを仕掛けた籠を一昼夜仕掛けておいて、餌のにおいに誘われた毛がにが籠の中に落ちる、といった具合です。

 

そっくりな蟹にトゲクリガニというものがあって、これも毛がにという名前で比較的安価で売られることがあります。

 

2つを比べてみると、味は毛がにのほうが数倍上です。

 

昔は、子供のおやつだった

現在は北海道の高級な部類のお土産として定着していますが、これほど多くの人にケガニが好まれるようになったのは、そんなに昔のことではありません。

 

第二次世界大戦中は食料が不足していて、長万部駅の構内で毛がにを茹でたものが売られ、そこで人気が出たことから一般的に知られるようになります。
当時は漁獲量のわりに、消費は少なく、昭和30年代の後半までは産地において、茹でたあと乾燥させたケガニを畑の肥料としていた、という話もあります。
それを、おやつの代わりにいつも食べていた、というのですから、現在の毛がに好きが羨ましがる話ですね。

 

評価が高い毛がにの秘密

オホーツク海に面する北海道は雄武町という場所で水揚げされる毛がには、評価が高いものです。
それには理由があります。

 

「流し」と呼ばれる、漁船が装備している設備にその秘密が隠されていました。
その名の通り、キッチンの流し台にそっくりな見た目で、毛がにを漁獲した漁師は、この「流し」に流して、甲羅の幅が8センチ以上の毛がにだけを選別します。

 

それに満たないものは、そのまま流しから海の中へと再び戻っていきます。

 

ある漁師の話では、ほかの産地だといったんとれた毛がにを船の上にぶちまけ、その後で選別をするそうですが、このやり方では蟹の鮮度が失われて、海に戻すかにも弱ってしまう。
そのせいで、戻された蟹のその後の成育も悪くなるはずで、だから「流し」を使ってすばやく選別するから、活きのいい毛がにが多くなる、と説明してくれました。

 

上手な選び方

一般的に言われているのが、大きいほうが良い、と言うものです。
ところが、蟹の産地である地元の人は、小さくて身の詰まっている毛がにを選ぶそう。

 

大きいものは大雑把な味がするそうなんです。

 

また、きれいな甲羅なものは若い蟹で、みそは少なめですが甘い身が特徴です。

 

また、せっかく高いお金を出して毛がにを買っても、美味しく食べている消費者は少ない、と産地の人が教えてくれました。

 

茹でた冷凍の毛がにを、また茹でなおして食べる人がほとんどだそうで、この方法では蟹のうまみが全部流れ出てしまうそうです。
自然解凍して食べるのが一番、という事です。

 

急いで食べたい、と言う人は、塩を入れた熱湯で2分から3分だけゆでます。
電子レンジを使うのは問題外です。

 

毛がにの全身画像


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